君の行く先に小石が落ちていたら
君が躓いてしまう前に

僕が

君の足を切り取ってあげる


君に触ってもいいのは 僕だけで十分だ



君が傷つかないように鳥かごに入れてあげよう

誰にも見せたくないな
君を見られるのは僕だけでいい

他人が目を背けたくなるようにしようか

だめだ

君が見るのも僕だけでいい

だからずっと奥の
光も届かない場所に君を隠すよ



何度でも君に言おう

大好きだよ
愛している

君の夢にまで聞こえるように
囁きつづけよう

ずっとそばで







ある悪魔








2009/07/02