空を仰ぎ見た

太陽は眩しくて直視できない

それは君の笑顔みたいで
我慢しきれず目をそらした

瞳をとじてもちらついて離れない
瞼に焼き付く笑顔

いつからこうなったんだろう
ただ笑いあえるだけで良かったのに

今では僕は素直に笑えない
素直になんかなれない


葉を濡らす雫

天は低く雨は絶えず

それは君の泣き顔みたいで
耐えれず傘に顔隠す
雨は傘におちて哀しいリズム
それはまるで君の嗚咽

息苦しく重い空気
悲しませてごめんね

許されるならまた笑顔を見たい
君の笑顔をちゃんと見たいよ

傘を投げ捨てて
空を見上げよう

そして笑うよ
君が笑ってくれるように


晴れ間が覗く

雲の間から幾筋のひかり

それはまるで贖罪の輝き
美しく優しい七色のゲート

振りかえると君が微笑んでた
思わず照れ笑いを返す

手をつなぎふたり歩み出す旅路

笑いあいながら
空見上げながら

雫が生んだ虹色の弓

きっと僕らの祝福の門だから

あのずっと先まで行こう










2007/2/15